こんにちは、ぼやきです。
「玉置山の頂上近く、標高1000m付近に鎮座する玉置神社は、第十代崇神天皇の時代に王城火防鎮護と悪神退散のため、 創建されたと伝えられています」(玉置神社サイトより引用)。
なかなか行きにくい奥地にあるのですが、義父の運転で連れて行ってもらいました。
日本最長路線バスとして有名な大和八木~新宮(所要時間6.5時間)の途中にある十津川温泉(大和八木から4時間)で下車しても、更にそこから車で約40分(片道約4,000円)を要します。
4-11月の土日祝日は、前日17時までの予約で片道810円で昴の郷/十津川温泉から玉置神社間に乗車可能な「世界遺産予約バス(玉置山コース)」があるようですが、運行状況は予めご確認ください。
不定期で観光協会が行うバス無料キャンペーンもあるようですが、コロナ状況下では当面自粛かと思われます。。。
ダム湖横の山道を走るのですが新しい道やトンネルが出来ていました。ただ平日の日中は、一部区間で工事通行止めがあるようなので、行かれる場合は事前に道路情報をご確認ください。
側道に入り玉置山に向かう山道に入ると、狭くてカーブが多い道となります。
道の真ん中に小さな岩などがありますが、落ちてきたものなのでしょう。至る所で岩壁から水がしみだして滝のように流れています。
たいぶ標高も高くなってきました。
駐車場に到着。
ちょうどランチの時間なので、茶屋で腹ごしらえをします。
当日は雨模様だったのですが、お店前に掛けられているビニ傘を貸していただけました!ありがとうございます。
カウンター4席と、4人席・2人席のテーブル席が各1卓です。
競合がいない山の上の茶屋にしては、良心的な価格設定です(笑)
おススメは「しいたけうどん」とのこと。
きつねうどんにも、しいたけが1枚ついています(プラスおあげ1枚)。
葉で包まれた握り飯は、当地名産の「めはりすし」。
御飯を高菜の浅漬けで包んだもので、元々は「目を見張るほどの」大きな握り飯だったとのことでこのような名前になったとのことです(諸説あり)。
腹ごしらえをして、参道を進みます。
ここは幅も広く平坦で歩きやすいのですが、この先は細くて階段状の傾斜がある道となります。
本殿に到着です。
本殿の横に杉の大木があります。
本殿裏手には夫婦杉の大木があります。
玉置神社の社務所には、狩野派の狩野法橋・橘保春によって描かれた華麗な花鳥図などが60枚あるとのことですが、現在はコロナ対策で公開を中止しています。
本殿の裏手の急斜面を上ると「玉石社」があります。
「古代、神武東征以前から熊野磐座信仰の一つとして崇められてきた玉石は、 玉置神社本殿と玉置山頂上中程に鎮座します。 社殿がなくご神体の玉石に礼拝する古代の信仰様式を残しています。 玉置神社の基となったのが、この玉石社と伝えられ、玉石に宝珠や神宝を 鎮めて祈願したと伝わっています。 大峯修験道では、玉石社を聖地と崇め、本殿に先んじて礼拝するのが習わしとなっています。」(玉置神社サイトから引用)
すみません、ルート的に本殿に先に行ってしまいました・・・。
写真を撮っていないのですが、社務所裏手の隣接地には、出雲大社玉置教会の祠がありました。
明治の廃仏毀釈の際に、十津川村ではお寺を全廃したのですが、その結果葬祭等が出来なくなり困ったとのことで、村民たちが議会決議をもって神葬祭が可能な出雲大社教に加入したことによるものとのことです(「くにたまの会」サイトより一部編集のうえ引用)。
社務所では、妻のお目当ての神楽鈴とお守り各種をいただきました。
社務所裏手から駐車場に抜けるルートがあり、そちらの方がアップダウンはなだらかな感じでした。
駐車場に帰着。途中雨足が強まったりと、やはり山の天候なのかなと思われました。
気軽に行きにくいのですが、それゆえありがたい、清々しい気持ちになれました。
いつもご覧いただきありがとうございます。