こんにちは、ぼやきです。
先日、マリオットのアメックス提携カードのリニューアルが発表され、ネットがにぎわっていました。
目玉であったのは、プレミアムカードを年400万円利用でプラチナステータスが付与されるということ。
また400万円の決済がなくても更新特典として宿泊数が15泊分付与と、従来のspgカードの5泊からは増えましたが、一方で、更新時無料宿泊の付与は年150万円のカード決済が条件となりました。
1月下旬に一部のspgカードホルダーのアプリ上のステータスがプラチナにアップグレードされ、その数日後にマリオットから、日ごろのspgカード利用に感謝して一部の会員をプラチナに招待した、というメールが配信されたのですが、それは、カード利用によるステータス付与の伏線だったのかもしれませんね。
しかし400万円の決済は、会社や事業経費の立替が一定あるとかでないと、一般家庭では全決済を寄せたとしてもなかなかハードルは高いのではとも思われます。
また、15泊のカウントはあるものの、プラチナ会員50泊のためにはプラス35泊というのも、出張がなく全てプライベート利用の場合は、これまたなかなかハードルが高いでしょう。
今回のリニューアルでマリオット提携カードも2クラス制となりましたが、各カードの仕様は、公式サイトや多くの方が記事化していることもあるので、ニッチャーとしては、同様にアメックス提携カードを発行し、カード利用でステータス付与のあるヒルトンのプレミアムカードとの比較を行ってみました!
マリオットとヒルトンの提携カードのスペック比較表
(カード利用でホテルステータス付与のあるプレミアムカードのみの比較)
(基本機能と、カード利用によるホテルステータス付与の項目に絞っての比較)
(出典:アメックス公式サイト記載情報をもとにぼやき編集)
公式サイトで両カードを見る限り、カード利用によるホテルステータス付与はいずれも入会月に関わらず、1-12月の利用額ベースとなっており、
- マリオットは400万円でプラチナ
- ヒルトンは200万円でダイヤモンド
と金額差もさることながら、この特典により付与されるステータスの有効期限も
- マリオットは達成から12ヶ月
- ヒルトンは達成の翌暦年12月末まで
と大きく異なっています。
特に今の時期、ヒルトンを瞬間200万達成してしまえばほぼ2年有効なので、年平均で100万円の利用でダイヤモンドを獲得可能、ともいえます。
また、カードの会員ステータスとホテルの会員ステータスとのリンクの取り方も注目ポイントかと思っていて、マリオットの新カードでは、
- カード退会の場合はステータス失効の可能性あり
- カード種別切替の場合は更新時にステータス失効
を明確にうたっています。これはステータスだけ取ったら更新せずに解約してしまう層が一定いて、その回避のためと推察しました。
そのために、カードの会員ステータスとホテルの会員ステータスとを同期させるということで、今までよりはより踏み込んだ会員管理になるものと思われました。
一方で、ヒルトンのプレミアムカードにはそのような記述は見当たらなかったので、会員ステータスの管理と条件適用はヒルトンのステータス管理ルールに基づいているということなのでしょう。
両ホテルで、立地やサブブランドのポートフォリオ、マイルとの親和性など他にも条件があるので、好みは各人各様ではありますが、
提携クレカ利用による上級会員ステータス獲得の観点からは、ヒルトンの方が条件的に有利なので、今後は多少なりの鞍替えなどが生じるかもしれませんね。
いつもご覧いただきありがとうございます。